2007年06月

起承転結。

博多には本当に美味しいものが沢山ある。九州という山あり海あり大地ありという豊かな生産拠点から集められる最高の素材のお陰でしょうか。
東京から博多に来て早十数年、食べ物の美味しさに、体重も増え気味ですが一つ不満が・・・。
博多には美味しいものは沢山あります。しかし、外食文化が未成熟な気がするのですが、どう思います?

外食の楽しみとは美味しい料理はもちろん、サービスや空間を含めた全てだと思うのですが、
博多の人は意外にそういうことに頓着しない人が多い。
結局はなじみの居酒屋で「いつもの焼酎が最高。」という気持ちも分かりますが、折角だからもっと外食を楽しみましょうよ。
「いいや、やっぱりいつもの“もつ鍋”がいいと!」、「予算もあるとよ!」…色々聞こえてきそうですが、そこで提案!
食事のコースに起承転結をつけてみませんか?

お目当ての彼女と初デート。
イイんです、食事は。煙もくもく、無愛想なおっさんが飛び切り旨いとり皮を焼いてくれる、そんな店で。
しかし、その後が肝心。
超庶民的な居酒屋の後は、カラオケなんか行かずに、彼女を素敵なバーに誘いましょう。
このギャップが大切なのです。因みに若い頃の僕は、「もっきりセンター」っていうのを良く使ってました。
“もっきり”って知ってますか。お酒を飲む一升枡です。
その名の通り枡酒片手におばちゃんの作った惣菜をつまむ“角うち”です。
素敵なイタリアンでも連れて行ってくれるのかと思ったらなにココ!?
でも以外にこのもつ煮込み美味しいじゃない!案外気さくな人なのね!!
…じゃぁ私も飲んじゃおう!!!なんて彼女を油断させておいて、ぐっと素敵なバーへ。
昔はそんなことばかり考えていました。

しかし、そこで問題が…博多には完全無敵の勝負バーが無かったのです。
入った瞬間に魅了されてしまう空間、飛びぬけた非日常性。ここぞ正に「勝負バー」と呼べる店が無い…嘆いていたら、ありました!そんなお店が。
もうオープンから4年になりますが、色褪せることのないデザイン性は、イルパラッツォのそれに通じるものがあります。
根っからの東京人の僕が唯一、博多で東京を感じる空間なのですが、残念なことにこのバー、実は会員制なのです。
…とは言っても馬鹿高い年会費を取る会員制ではなくて、無料ながらも一見さんお断り、メンバーと同伴、完全予約制でしか入れないという良心的な会員制。
システムはいたって簡単。会員の方と1度来店すれば仮会員証が貰えて次回は1人で来店可能。
3回行けば正会員証を発行して貰えます。

店の名は『KOZURU’房 FILMIY CROSS』場所は福岡市中央区のとあるコンクリート建物の1階。
こんな所にといった隠れ家感が期待を膨らませます。
そして中に入るとその内装にびっくり。同業の僕から見ても「博多でここまでやる勇気が、よくあったよね」と感服しました。
使っているグラスからお酒の種類まで、隅から隅まで行き届いたオーナーの「こだわり」がビシビシ伝わってくるお店です。飲食店ってこういう「こだわり感」がとっても大切なんだよね。
こんな素敵なバーに彼女を連れて行ったら、きっとグッと来るはず。
そして“結”はやっぱり『5th HOTEL』ですよね(笑)。
「どうしても、そのバーに行ってみたい」って方は、是非!僕とお友達になりましょう。


2007.06.23 Sat 記事URL